「手汗が多いとフォークダンスで手を握るのが怖い!」
という悩みが非常に多く聞かれます。
なぜフォークダンスのときに手汗が多くなるのでしょうか?
また、どうすればフォークダンス中の手汗を抑えられるのでしょうか?
ここからは、これらの悩みについて回答していきます。
目次
フォークダンスは学校で実施される手汗泣かせ行事
フォークダンスは多くの学校で行われています。
これだけ悩むひとが多いのにどうしてフォークダンスをするのでしょうか?
フォークダンスとは
フォークダンスとは、大昔に狩りの収穫を祝って動物の動きを真似て踊られたことから「アニマルダンス」と呼ばれ、集落の連帯感を得るために行われていた踊りです。
現在では、人間関係を学ぶ教材として様々な学校(小学校から高校まで)で実施されています。
みんなで踊るダンスは全てフォークダンス
フォークダンスは誰でもみんなで踊れるダンスを全てフォークダンスと言います。
集団で円になって手を繋いで踊るマイムマイム(イスラエル)や、パートナーと代わる代わる手を繋いで踊るコロプチカ(ロシア)などが有名です。
海外の踊りだけでなく、ソーラン節や阿波踊りも実はフォークダンスに分類されます。
フォークダンスは学習指導要綱
フォークダンスは、平成20年に文部科学省が定める体育の表現ダンスに選定され中学2年までは必修となっています。
- 誰でも踊れるダンス
- 海外の文化も学べる
など教育の汎用性が高いこともあり、学校の体育祭などで実施する学校も多いです。
今後もよほどの事情がない限りフォークダンスはなくならなそうですね。
フォークダンスで手汗が増えるのは自然なこと
フォークダンスのときに手汗が多くなってしまうのはある意味当然の流れです。
なぜ、フォークダンスをすると特に手汗が気になるのでしょうか?
緊張やストレスを感じると手汗は増えやすい
汗をかく原因には大きく3つあります。
フォークダンス中の手汗は、その中の精神的発汗と言われる緊張やストレスによってかく汗の影響と言われています。
好きな人と手をつなぐことを考えていただければわかると思いますが、緊張するあまり精神的発汗で手汗が止まらなくなってしまいます。
フォークダンスで手汗が増えるのは自然なことであることは知っておきましょう。
精神的発汗が強く現れる多汗症の可能性
汗をかくことは自然なことですが、異常に汗をかいてしまう多汗症という病気があります。
限られた場所に多量の発汗が見られるのが特徴で、手のひらの多汗症は手掌(しゅしょう)多汗症と言われます。
原因としては、交感神経の機能が必要以上に高まり、汗腺を活性化させてしまうという説が有力です。
もちろん、緊張が続くと誰でも興奮状態により交感神経が優位になるので手汗が増えますが極端に増えるのであれば多汗症を疑いましょう。
思春期は自律神経が乱れやすい
思春期は交感神経を司る自律神経が乱れやすいと言われています。
「自分のスマホを手に入れ夜遅くまで使ってしまう」人も多いのではないでしょうか?
生活リズムの乱れにより交感神経が優位な状態が続く場合がありますので注意しましょう。
また、異性が気になる年齢でもあり、手汗で嫌われたくないと思うストレスから余計に手汗が増える悪循環に陥りがちでもあります。
通院が必要な場合も(起立性調整障害)
また、思春期には自律神経が乱れによる起立性調性障害が発症する場合もあります。
中学生あたりで第二次性徴期による体の変化が自律神経系にも現れ循環器系の調節が作用しなくなります。
多汗症だけでなく立ちくらみや動悸、倦怠感や頭痛などの自律神経の乱れによる症状が現れた場合は病院で診察しましょう。
- 立ちくらみ
- 疲れやすい
- 長時間立っていられない
などの症状が続くようであれば病院に通うように注意しましょう。
手がベタベタで好きな子に嫌われるリスク
手汗が多いのも困りますが、手汗で手がベタベタになって万一好きな人に嫌われるなんてことがあってはやってられませんよね?
なぜ手汗によってベタベタするのか、その理由も確認しておきましょう。
雑菌が皮脂を汚れに
手には常在菌と言われる雑菌が常に存在します。
雑菌は湿度が好みで手汗が多いと活発になってしまいます。
雑菌は手にある皮脂が好みで、皮脂を汚れに分解することでニオイやベタつきに変えてしまうのです。
ただ、手汗は99%が水分で実は基本サラサラしているのが特徴です。なぜベタつくのでしょうか?
髪をいじると皮脂汚れが手に移る
ニオイやベタベタの一番の原因は皮脂と言われる毛穴から出てくる脂です。
これは頭や顔から出るもので手から出るわけではありません。
僕も学生時代そうでしたが、つい周りが気になって常に髪型を整えている人も多いのではないでしょうか?
髪をいじればいじるほど、手に皮脂がたまりやすく手がベタつきやすくなってしまうのです。
フォークダンス前は髪を触るのをグッとこらえることをオススメしますw
フォークダンス前日の手汗ケアが大切
ここからは、手汗のせいでフォークダンスが嫌な学生さんにも手頃にできる手汗対策を紹介していきます。
まずは、当日の緊張を和らげる効果が見込める前日のちょっとした工夫から紹介します。
フォークダンス前日はしっかり寝ること
フォークダンス前日は早めに寝て体の疲れをしっかり取りましょう。
間違っても緊張して寝れないからって睡眠前にYouTubeは見ないでください!
スマホの光が脳を刺激し交感神経が優位となり余計に寝られません。
ぬるま湯入浴方で自然な眠気を
緊張して寝られない!って方にはぬるま湯入浴をオススメします。
入浴によってカラダが温まると、血行が良くなり筋肉の緊張がほぐれリラックス効果があります。
ベストは40℃程度のぬるま湯に30分程度の入浴です。
寝る1時間前に入ると血行促進により体温が上昇し、その後体温が下がることで深い眠りにつくことができます。
味噌汁でホッと一息も効果あり
手汗に良いと言われる食材を前日夜と当日朝に食べるようにしましょう。
オススメは食べられるお味噌汁です。
毎日出てくる家庭も多いかと思いますが、大豆に含まれるイソフラボンが自律神経を整えるエストロゲンと似た効果をもたらしてくれます。
飲むとなんとなくホッとする理由がわかりますよねw
その他、トマトやチーズなども自律神経を抑える成分を多く摂取できるので食卓に並べてもらいましょう。
フォークダンスに効果がない手汗グッズに注意
特に学生さんは極力安く対策したい!と思っているはずですが、値段だけで判断すると無駄金になる場合もあります。
フォークダンスという意味において、ここから紹介する商品はあまり効果がないので注意しましょう。
「エイトフォー」
まず、制汗剤というと「エイトフォー」などを想像される方が多いと思いますが、「エイトフォー」では効果がありません。
なぜなら、アポクリン腺と言われるデオドラントに効果のある制汗剤だからです。
手汗は体温調整の機能であるエクリン腺から発汗されるのでデオドラント商品で対策しないよう注意しましょう。
「ベビーパウダー」
「ベビーパウダー」は安価ながら、
- 吸湿効果(汗や皮脂を吸い取ってくれる)
- 即効性
- 消臭効果
があり一見良さそうに感じるかもしれません。
しかし、吸湿するだけで制汗効果がないという致命的なデメリットがあります。
むしろ吸湿した後も手汗は出てくるので相手もベタつきを感じやすくなります。
また、つけすぎると白くなり余計に手汗が気になってしまう点もあり、フォークダンスにはオススメできないのが個人的な結論です。
ウェットティッシュ
ウェットティッシュは手のニオイやベタつきを取る上では効果的です。
しかし、こちらも制汗効果はないため手を吹いた後は余計に手の水分が気になってしまうのが難点です。
その点において、ウェットティッシュもフォークダンスへの対策にはオススメできません。
フォークダンス当日にオススメの手汗ケア
最後に、フォークダンス直前でも効果のあるツボマッサージと制汗剤による対策を紹介します。
コスパも良いので是非試してみてください!
さりげなくツボマッサージ
直前にさりげなくできるケアでオススメなのはツボマッサージです。
労宮・後けい・陰げき・合谷の4つを刺激してあげると自律神経を整えリラックスできます。
緊張しているからと強く押し過ぎるだけはやめましょうw
親指でゆっくり押してあげるだけで十分効果が得られますよ。
制汗剤をサッと手に馴染ませよう
制汗剤はフォークダンスの直前にできる最もオススメの対策です。
サッとケアできるから気づかれにくい
制汗剤のメリットは直前にケアできるだけでなく、持ち運びしやすく気づかれにくい点です。
手汗ケアしてるんだと思われるのは嫌ですよね?
その点、サッと周りに気づかれずに使える制汗剤はオススメです。
手荒れする制汗剤に気をつけて
人気の制汗剤に「オドレミン」があります。
1000円前後とお手頃ながら日本皮膚学会ガイドラインに推薦されている実績ある商品ですが、かゆみ(ヒリヒリ)やかぶれ、炎症など痒みに関する副作用があります。
安くケアしたい!だけで商品を選ばないようにしてください。
手を握ること考えた商品を選ぼう
商品選びは本当に重要です。
特に手を握った時のことを考えると個人的には「フレナーラ」をオススメします。
- 肌荒れしにくい安心成分
- つけてる違和感を感じさせないジェルタイプ
- 初回はたったの850円で学生さんでも安心
毎日安心してケアできる商品を選ぶようにしましょう。
フォークダンスは手汗が増えて当然と覚悟しよう
フォークダンスは様々な側面から学びの要素が強く、残念ながら今後もなくなることはありません。
また、好きな人と手を繋いで緊張しない人なんていません!
そのことを知っているだけでも気持ちは案外楽になるものです。
不安と向き合った上で、ご自身にあった手汗ケアを探していただければ気にせずフォークダンスで手をつなげるようになると思います。
諦めずに頑張っていきましょう!