手汗をなくすには、自律神経を整え副交感神経を優位にしてあげることが重要です。
「入浴」は交感神経を抑え副交感神経を優位にする代表的な方法です。
ここからは、
- 入浴がなぜ副交感神経を優位にするの?
- 効果的な入浴方法は?
- リラックスできない入浴方法は?
についてお話しします。
目次
入浴の効果とは
入浴には大きく3つの効果があると言われています。
水圧によるマッサージ効果
お風呂に入ると、思わず「ふぅ」と声が出てしまう人も多いと思います。
実はお腹やお尻が水圧で縮む静水圧によるマッサージ交換なのです!
(なんとなく声出てるだけだと思っていましたw)
穏やかな水圧により全身の血行や体液の循環が良くなり、むくみを改善してくれます。
浮力でリラックス
水の中では浮力の効果で体重が軽く感じられます。
(首まで浸かると10分の1まで軽くなります!)
浮力で体が軽くなることで、全身を支えていた筋肉や関節が解放されます。
筋肉や関節が解放されると脳への刺激が減り、副交感神経が優位になりリラックスできるのです。
カラダが温まる温熱効果
入浴によってカラダが温まると血行が良くなります。
それにより全身の老廃物や二酸化酸素を運びさってくれます。
肩こりや内臓不調の解消につながりストレスの解消にも役立ちます。
ストレスがなくなる場合も脳への刺激が減り、副交感神経が優位になるのです。
オススメの入浴方法
お風呂の効果を最大限にするためには温度と入浴時間の2つが特に大切です。
ここからはリラックス効果を高める入浴方法を紹介します。
温度はぬるま湯40℃
お湯の温度は40℃までのぬるま湯がオススメです。
ぬるま湯につかると副交感神経が刺激され、血圧が下がり筋肉も緩みリラックスできます。
さらに脈拍が落ち着き、内臓の働きが活性化され消化が促される効果もあります。
入浴から30分〜1時間で温まった体温が下がると質の良い睡眠にも繋がります。
入浴時間は15分
リラックスするには15分程度の入浴がオススメです。
それ以上の入浴は体温を上げすぎてしまうので注意しましょう。
おでこや手のひらからじわじわ汗が出てきた頃が、カラダの芯まで温まったサインです。
無理して浸からずお風呂を上がるか体を洗うなどしてクールダウンしましょう。
全身浴で肩まで浸かろう
肩まで浸かることで入浴の3つの効果を最大限引き出すことができます。
かけ湯で体を慣らしながらゆったり浸かるようにしましょう。
(心臓や呼吸器に疾患がある方にはオススメできません)
入浴剤やバスオイルでリラックス
入浴剤やバスオイルによるリラックス効果は絶大です。
フレグランスがいくつかある中で特にリラックス効果が高い3つを紹介します。
イランイラン
甘く濃厚でジャスミンに似た香りが特徴です。
鎮静作用による開放感があると人気のフレグランスです。
ローズウッド
甘く清々しい香りが特徴です。
ストレスによるイライラを和らげる効果があると言われています。
ベンゾイン(安息香)
バニラエッセンスのような甘い香りが特徴です。
気持ちを落ち着かせ心を穏やかにする効果があります。
好みの香りを探してみてはいかがでしょうか?
シャワー派でもOK?気になる入浴の注意点
一人暮らしの方だとシャワー派の方も多いのではないでしょうか?
シャワー派でもリラックス効果は得られるのでしょうか?
シャワーや熱いお風呂は注意
42℃以上の熱いお湯につかると交感神経が高まります。
結果、必要以上に血圧が上がるだけでなく脈が早くなり筋肉が硬直してしまいます。
その点、シャワーは一般的に温度・水圧共に強い場合が多くリラックス効果はありません。
手汗を抑えるという意味ではオススメできない入浴方法です。
1日の始まりには効果あり
シャワーが必ずしもダメなわけではありません。
朝起きた時のシャワーは「眠気モード」から「活動モード」に切り替えてくれます。
お風呂上がりのお酒は危険
お風呂上がりのビールは確かに美味しい!
美味しいですが極力やめましょうw
お酒には利尿効果があり脱水症状になる危険があるからです。
実際に入浴で約800mlの水分が失われると言われます。
風呂上がりにお酒を飲みたい方は、一緒に水を飲むように心がけましょう。
(お酒を飲まなくても水分補給は大切です)
シャワー派も定期的にお風呂に入ろう!
お風呂が大切なことがわかっても、例えば一人暮らしだとシャワーしか浴びない人もいると思います。
そんな方はスーパー銭湯など定期的に大浴場に行くことをオススメします。
お風呂が広いので全身浴もしやすいですし、リラックスルームもあるのでゆったりできます。
スーパー銭湯なら1000円程度ですし定期的に行くのがオススメです。
いかがでしたでしょうか?
自分なりのお気に入りの入浴方法を見つけ、交感神経を整えやすい体を作っていきましょう!!