漢方は身近なようで遠い存在です。

 

実際に、手汗治療として漢方を検討している方も多いですが、

  • どこで購入できるの?
  • 手汗に効果のある漢方は?
  • 副作用は大丈夫?

との質問が多くみられます。

 

ここからは、

  • 漢方薬の種類や購入に当たっての注意点
  • 漢方と合わせて試すべき手汗対策

について説明していきます。

 

手汗に効く漢方とは

漢方薬とは中国の伝統医学が5世紀頃に日本に伝来した医療方法です。

様々な作用を持つ動植物や鉱物など、自然界の素材を組み合わせ体のバランスを整えてくれる効果があります。

 

漢方は大きく3種類に分類される

漢方は名前の最後が「〜湯」「〜散」「〜丸」と大きく3つに分けられます。

 

「〜湯」

生薬を煎じた薬で最もよく使用されています。

煎じる時間で抽出される成分も変わるため、生薬を入れる順番を変えたりします。

 

「〜散」

生薬を細かく刻んで粉末状にした散剤のことを言います。水で抽出しづらい成分に適しています。

 

「〜丸」

散剤を蜂蜜などで固めて粒状にした丸薬のことを言います。

 

それでは、手汗に効果のある漢方を確認していきましょう。

 

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

防已黄耆湯は、疲れやすく汗をかきやすい人に効果的と言われています。

実際に多汗症改善の効果が認められており、一般用医薬品として販売されている漢方薬です。

消化吸収を助けながら余計な水分を取り除くことで全身の機能を高める効果があります。

 

虎加人参湯(びゃっこにんじんとう)

人間は体内にこもった熱を汗で外に放出し体温調整をします。

虎加人参湯は汗の代わりに体内にこもった熱を冷ます効果があります。

体温調整の役割を補助してくれるため、必要以上に汗をかかなくてすむのでオススメです。

 

竜胆潟肝湯(りゅうたんしゃかんとう)

イライラなど自律神経の過緊張に対して使用される漢方薬です。

手汗が多い人は自律神経が過剰に働くことによって汗が増える多汗症の可能性が高いです。

自律神経を整えたい方にオススメです。

 

大承気湯(だいじょうきとう)

消化管に熱邪がたまることでの腹満や便秘を伴う発汗には瀉下(しゃげ)作用があります。

※瀉下…排便をもたらす薬剤

神経症にも効果があると言われています。

自律神経とも密接な関係にあり、多汗症に効果があると言われています。

漢方薬の正しい飲み方

漢方薬は独特の舌ざわりがあり飲みづらく感じる方も多いです。

そんな方は以下の方法を試してみましょう。

 

漢方薬のスムーズな飲み方

1.水 or 白湯(さゆ)を口に含む

※水を飲み込まないように注意しましょう

2.漢方薬を口に含んだ水の上に落とす

上を向くとうまく飲むとスムーズに飲めます。水と漢方薬を一気に飲み込みましょう。

3.残りの水 or 白湯(さゆ)を飲む

漢方の飲み方に関する質問

その他よく聞かれる質問についてお答えしていきます。

 

食中に飲むのがオススメ

食中とは食事と食事の間のこと(食後2〜3時間後)です。

 

水 or 白湯(さゆ)で飲みましょう

ジュースやお茶などは薬の吸収に悪影響な場合がありますので注意しましょう。

 

複数の漢方と飲む場合は相談を

漢方薬の併用や成分が被る場合があります。

特に天草や麻黄、大黄、附子などが含まれている漢方薬を飲む場合は、薬剤師さんなどに相談しましょう。

 

漢方薬の購入は病院なら保険適用の場合も

漢方薬を購入できるところは、病院・漢方薬局・ドラッグストアの3つがあります。

それぞれの特徴をみていきましょう。

 

病院

お医者さんに処方してもらうことで購入できます。

症状を相談しながら処方してもらえるため自分にあった漢方が探しやすいです。

 

保険が適用されるのもメリットです。

ただ、全ての商品が保険適用でない点は注意しましょう。

保険が適用されるのは147種類のエキス製剤(顆粒や粉末状にしたもの)と1種類の軟膏、242品目の生薬のみです。

 

できるだけ安く処方してほしい方は、保険対応したいと伝える必要があります。

 

漢方薬局

街中には漢方薬局が存在します。

薬局と同じで薬剤師さんが漢方を処方してくれます。

 

漢方専門の薬局ということもあり、品質の良い生薬を扱っているのが魅力です。

舌のチェックなど丁寧な問診の後、その人にあった漢方薬をその場で処方してくれます。

とはいえ、お医者さんではないため患者に触れるといった医療行為はできないのは覚えておきましょう。

費用が高い傾向にあります。

 

ドラッグストア

街中のドラッグストアでも漢方薬は購入することができます。

病院と違って処方箋がいらないため気軽に購入できるのが特徴です。

 

薬剤師さんに相談して購入するのがオススメですが、個人に合った漢方薬を見つけるのは難しいです。

知識不足による過剰摂取のリスクに注意が必要です。

漢方にも副作用はあります

漢方は自然由来で安心というイメージが強いかもしれませんが副作用もあります。

 

副作用は人によりバラバラ

漢方薬は効き目が穏やかなものが多いことから副作用がないと勘違いする人が多いです。

しかし、大きな間違いです!

薬である限りどのような薬にも副作用があります。

つまり、副作用は漢方にも存在するのです。

 

副作用は個人差が大きい

漢方の種類や人により副作用の発生頻度や種類、程度が異なってきます。

基本的には適量を摂取すれば問題ありませんが、正しく服用していても副作用が出る場合があります。

 

薬を飲んだ後に「いつもと違うな?」と感じたら使用を中止しましょう。

必ずお医者さんや薬剤師、登録販売所に相談し体にあっているか確認することが重要です。

 

漢方だけでは手汗は抑えられない?

漢方は正しく服用すれば穏やかに手汗を抑えることができるようになります。

ただ、漢方だけで手汗が抑えられるわけではありません。

手汗を抑えるためにも以下の対策を合わせてお試しください!

漢方以外で自律神経を整える

手汗を抑えるには自律神経を整えてあげる必要があります。

自律神経を抑える方法は漢方を含めて7つあります。

一つ一つ簡単にできますので以下の記事を参考にいただけたらと思います。

制汗剤で汗腺コントロール

自律神経を整える以外に、制汗剤で汗腺コントロールしてあげると効果は倍増です。

ぜひ自律神経を整えるだけでなく、制汗剤を併用しましょう!

「フレナーラ」がオススメ

他の制汗剤と比較して肌荒れ(副作用)の心配がありません。

また、ジェルタイプですっと手に馴染むだけでなく、数少ない手汗専用ということもあり汗腺をブロックする効果は間違いありません。

しかも、「フレナーラ」は初回90%offの850円、かつ2回目以降も40%offの5100円と大幅割引でお得です!

ぜひ参考にしてみてください。

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