手汗が多い多汗症は近年病気として認知が進んできており治療する人が増えています。
その中で、イオントフォレーシスは病院治療の第一歩であり、比較的手軽に治療できると人気です。
ただ、まだまだ多汗症が病気との認知が低いので、
「イオントフォレーシスって何?効果あるの?」
と言った声がよく聞かれます。
ここからは、
- イオントフォレーシスとは
- イオントフォレーシスのメリット
- イオントフォレーシスのデメリット
について説明していきますので、自分はイオントフォレーシスでケアする価値があるかどうか判断いただけたらと思います。
目次
イオントフォレーシスとは
まずは、イオントフォレーシスについて説明をしていきます。
イオントフォレーシスとは
手のひらを水道水の入った容器の中に浸し、10mA弱の直流電流を流す治療方法です。
弱い電流をかけると電気を帯びた水が水素イオンに分解され、汗腺の出口を塞ぎ手汗を抑えてくれます。
手のひらや足の裏など直接容器に浸しやすい部位に適した治療方法で、1回30分の通電を10回程度行うと手汗が抑えられるようになります。
用意するのが水道水と電気だけと最も手軽な病院治療として人気です。
手汗に限らず幅広く活用されている治療方法
以前は、美容装置として美容エステ領域で頻繁に使用されてました。
しかし、今では皮膚科領域で注目され始めています。
実際に多汗症だけでなく、帯状疱疹後神経痛・ケロイド瘢痕など幅広い治療に用いられる治療方法でもあります。
イオントフォレーシスのメリット
イオントフォレーシスのメリットは2つです。
手軽に治療ができる
とある病院の治療案内を例に確認してみましょう。
- 診察で治療時間を決定
- 手のひらを水道水が入った容器の中に浸。
- 6-9mAの直流電流を10分~20分流す※長いところだと30分)
- タオルで手を拭いて終了
どうですか?すごく手軽に治療できることがわかります!
上記の病院の治療費だと初診料含めて880円と安価なのもありがたいですね。
副作用リスクが低い
病院治療(ボトックス注射 or ETS手術)は一般的に副作用がつきものです。
特にETS手術は代償性発汗と言われる一生つきまとう副作用を発症する場合もあります。
しかし、イオントフォレーシスは治療に水道水と電気しか使用しないのでその心配がありません。
(まれに湿疹や汗疱、赤みを発症する方もいますが時間の経過と共に回復します)
イオントフォレーシスのデメリット
残念ながらデメリットも2つあります。
治療に適さない人がいる
電気治療ということもあり、根本的に治療できない方がいることは理解しておきましょう。
治療できない人
- ペースメーカーを装着している方
- 心臓に障害のある方
- 妊婦の方
- 治療部位に湿疹や傷がある方
病院で確認されるとは思いますが、知っておくべき基本知識です。
忙しい人に通院はハードルが高い
イオントフォレーシスは1回の治療で手汗が抑えられるわけではありません。
実際に手汗が減り始める目安として10回前後の治療が必要と言われています。
また、手汗の根本を解決してくれるわけでもないため、治療をやめると再び手汗が現れます。
最初に10回程度の治療した後も、週1回の通院が必要で時間を拘束されてしまいます。
僕自身がそうでしたが、週1回程度であれば病院が空いている時間に帰ることはできますが急な予定が入ってしばらく行けないなんて経験があります。
補足:自宅用のキットは手間
イオントフォレーシスのキットが実はインターネット上で販売されています。
通えないなら家で治療すれば良いのでは?と考える方もいらっしゃるでしょうが、個人的に以下の理由からオススメできません。
- 高額(Dermadry社の商品だと38000円程度)
- 常に使えるようにしておくには場所を取る
- 自分で全て用意するのはめんどくさい
比較的副作用の心配がない治療とは言え、病院で治療するもので違和感があったときに対応できないのは不安です。
お医者さんと相談しながら治療されるのが良いかと思います。
イオントフォレーシスがオススメな人
イオントフォレーシスによる治療がオススメな人は以下に該当する方です。
- 手軽に治療したい
- お金をかけずにち
- 週一の通院が無理なく可能
通院が大変なら制汗剤がオススメ
週一の通院が大変な方だと効果が薄れるのでイオントフォレーシスはオススメできません。
(僕みたいな3日坊主も向いてませんw)
そんな忙しい方は制汗剤によるケアがオススメです。
イオントフォレーシス同様汗腺に効果
制汗剤は、イオントフォレーシス同様数少ない汗腺に直接働きかける治療方法です。
汗腺に直接働きかけるので効果を実感しやすいです。
(「エイトフォー」などデオドラントの制汗剤は効果ないので気をつけてください)
通院時間なく同じ値段でケアできコスパが良い!
イオントフォレーシスで週に一度1ヶ月治療するとおおよそ3500円程度かかります。
制汗剤も同様の金額で十分なケアできるお得なケアと言えます。
また、イオントフォレーシスだと1回の通院で待ち時間も踏まえると平均1時間程度かかり、1ヶ月で4時間は治療に時間を要することになります。
一方、制汗剤は1回あたり1分程度とこの時間がほぼ無くなります。
病院に通う時間とお金で天秤にかけても、同じくらいの値段で楽してケアできるのはコスパが良いといえるのではないでしょうか。
「フレナーラ」は初回はたったの治療費1回分
僕が一番オススメする制汗剤は「フレナーラ」です。
- 肌荒れしにくい安心成分
- ジェルタイプでつけてるストレスがない(1日3分もケアにかからない)
- 初回850円で治療費1回分で試しやすい
手汗の制汗剤も数ありますが、ここまで手汗に悩む人のことを思った商品はないと思います!
忙しい人にもぴったりのケアです。
自分のライフスタイルにあったケアを選んでいただければと思います!